八雲審査会13選

上田将也 街つなぐ橋

 利便性追求の副産物として出現した細長い空地。高架下空間は消費的、商業的公共性を帯びることで沿線の価値を高めてきた。高架橋を新たな街の象徴と読み替え、沿線地域の特徴を読み込みながら公共サービスと市民活動の場を挿入することで郊外地域ならではの高架下の風景をつくりだす。駅つなぐ橋は街つなぐ橋として、街の中心として、街の広場として街の歴史を紡いでいく。